泉佐野市 ネーミングライツ

財政破綻寸前といわれる財政健全化団体に指定されている大阪府の泉佐野市が新たな歳入確保策として、自治体名のネーミングライツ売却にのりだすそう。
命名権の売買項目は
・市
・市（愛称）
・市庁舎等
・市道
・市職員の制服に企業・商品名を入れる
とのことと。
契約期間は1～5年で、国内外の企業を対象に6月から11月末まで募集し、広告額は企業から提案してもらうようですが、広告期間が1～5年は短すぎるのではないでしょうか？
こういうご時世ですから、たしかに今元気な企業が10年後残っているかは不明なところもありますが、2～3年で市の名前が変わるのは大変なことですよね～
住所が変わるわけで、企業は名刺やらいろいろ変えないといけないわけですし、隠す契約についても、住所変更の手続きをしないといけないのでは？
税収が少ない市なのに、企業も逃げていくのではないでしょうか？
平成の大合併でもいろいろと面倒だったイメージがあるのですが・・・
市道の名称が変わったら、看板の変更も大変です。
訪問者「今うまい棒ピザ味通りを走っています。指示された金日成マンセー通りがわからなくて・・・」
市民「あぁ地図が古いですね。金日成マンセー通りは以前の名称で、今はうまい棒ピザ味通りになっています。その先にうまい棒コーンポタージュ味通りがあるので、そこを右折で・・・」
訪問者「ああそうですか、今走っている通りが旧金日成マンセー通りなのですね。あれ？このみち以前は、本当にうまい第三のビールはコクの時間だ！通りだったかと・・・」
市民「金日成マンセー通りの前は本当にうまい第三のビールはコクの時間だ！通りという名称でした・・・」
訪問者「もうイヤ。こんな街・・・」
とならないでしょうか？

ちなみに平成23年度の時点で財政健全化団体は6団体
北海道 洞爺湖町（平成21年度～）
青森県 大鰐町（平成21年度～）
大阪府 泉佐野市（平成21年度～）
奈良県 御所市（平成21年度～）
沖縄県 座間味村（平成21年度～）
沖縄県 伊是名村（平成21年度～）
泉佐野市が成功するとあっちこっちネーミングライツの売却とか増えるのでしょうか・・・